
東寺で「後七日御修法」
朱傘を差され灌頂院に向かう真言宗の高僧たち(1月8日正午ごろ、京都市南区・東寺)
真言宗の各派の高僧が国家安泰や世界平和を祈る真言宗最高の儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が8日、京都市南区の東寺(教王護国寺)の境内にある灌頂院(かんじょういん)(国の重要文化財)で始まった。結願(けちがん)する14日までの7日間、21回の法要がある。
開祖・空海の進言で、中国・唐の高僧が皇帝のために行っていた儀式に倣い平安時代初期に宮中で始まった。元日からは神事、8日から後の7日間は僧侶が仏事で行った名残で「後七日」と呼ばれる。明治時代初期に途絶え、1883(明治16)年から場所を御所から東寺に移して続けられている。
1月8日午前11時半、宮内庁京都事務所(上京区)から下均所長らが、天皇の衣服「御衣(ぎょい)」を灌頂院に届けた。導師の大阿闍梨(だいあじゃり)を務める上村貞郎(泉涌寺長老)、松長有慶(金剛峯寺座主)ら計15人の真言宗各宗派高僧が、真言を唱えながら朱傘を差されて境内を練り、灌頂院に入った。
儀式は非公開だが、1月14日昼すぎに、灌頂院道場が公開される。 【京都新聞抜粋 英昭】

